ロウソクに火を灯したら

思ったことをメモ程度に書くブログ

ジャニーズ という ゴールのない迷路

 

わたしはジャニオタである。隠すつもりはない。しかし、わたしはCDやDVDを買ったり、コンサートや舞台を観に行くタイプの活動を基本とするオタクではない。TV番組やYouTubeなどの動画、Twitterに投稿されている妄想などを眺めながら、ウハウハする活動を主としている。コンサートなどで実物を見るより、脳内で物語を展開して関わっていく方を好む。よって側から見たらわたしはジャニオタなどではないのだが、脳内や思考回路はジャニオタと一緒である。

 

ジャニーズというアイドル生産組織は衰えることを知らない。次々と新たなアイドルを誕生させ、スターを生み出していく。また、ジャニーズJr.があるのも憎いところである。わたしたち女性が持つ母性本能を遺憾なく発揮してしまいそうになるのがこのジャニーズJr.だ。下の毛も生えていないようなうちから雑誌に載ったり先輩たちのバックで踊ったりして頑張っている姿。さらに、少年期になってくるとその急成長ぶりに驚かされ、「こんなに色気づいてきて・・・」なんて頬がポッとしてしまうこともあるわけだ。ジュニア時代が長く続くと、デビューはいつかしら?とそわそわして、ユニット名が決まっただけで、デビューができるかもしれない!と思い、後にその名前が聞かれなくなると、デビューはまだなのね。。と一喜一憂する。決してメジャーデビューがゴールだと思ってるわけではないのだけど、メジャーデビューできた時に訪れる達成感や、ファンでよかった(泣)という感動を味わうことができる。この「下積み時代から応援していたファン」効果により、途中で応援するのをやめることが中々できないわけである。極め付けは、どんどん新しいジュニアが入ってくることによって新しく応援したくなる子もでてくるわけで、そんなときは「この子来るわ!今のうちに応援しとかなきゃ!」とさらに応援に力が入るのである。ジャニオタ特有の「発掘スパイラル」だ。新人だった頃のジュニアが後々大きく花開いたときに自分の目は確かだったと鼻高々になり、ちょっとした優越感に浸れる。それ故に、”同担拒否”や”新規ファン嫌い”、”顔ファン嫌い”が発生するのだろう。Twitterなどを探索していると所々で「これだから新規は嫌なんだよ…」なーんてつぶやきを目にする。昔からファンだったというプライドがそうさせるのであろう。(前は自分も新規ファンであったのを棚に上げた滑稽だ)

 

この様にジャニーズのファンに一度なってしまったらそこから抜け出せないのである。迷路なのだ。自分の担当(以下自担)を追っかけているうちにここはどこなのかわからなくなってしまう迷路だ。しかも、終わりがない。意を決して自ら引き下がらなければならない。オタクを辞めるにしても壁に貼られた自担のポスターやCD、DVD、雑誌類が山の様にあるためそれを処分あるいは処理しているうちに再熱してしまうこともよくある話だ。抜け出せたと思ったらまた迷路にはまる。

とても上手くできている。